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メタボリズムな建築

06.07 Fri | Category: COLUMN

メタボリズムというと、中高年の人たちがドキッ!とするような言葉ですよね(笑)。しかし、ここでいう「メタボリズム」は「新陳代謝」の意味で、1959年、社会の変化に応じて、有機的に成長する都市や建築を提案するものでした。その代表作とされる「中銀カプセルタワービル」がこの写真で、黒川記章氏の設計によるものです。思わず洗濯物を放り込みたくなるような、丸窓をもつユニットを交換しながら、新陳代謝をすることで社会の変化に対応しようと計画され、1972年に建築されました。
黒川氏が都知事選に出馬した際、自身でデザインしたという選挙カーの窓も丸だったことを思い出します。

_DSC3604.jpg

社会の変化に合わせて、有機的に成長する建築として提案されたこの建築も、アスベストや雨漏り等の問題もあり、築後40年余りで解体されることとなっているようです。
戦後の高度経済成長を見据えた、「メタボリズム」という提案は素晴らしいものです。しかし、社会の変化と言っても、例えば、一時は推奨されていたアスベストが、将来禁止されるという変化もある訳ですから、完成度を上げるのは容易ではなかったことでしょう。

都市や建築の豊かさを実現するため、「メタボリズムな建築」を再考。


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