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建築化させる家具

06.29 Wed | Category: Casa di Chikusei

photo:齋藤さだむ

ここでは、造作家具を内装の下地の段階で設置・固定して、その後で内装を仕上げたという例を紹介したいと思います。

物は手元、つまり低い位置に収納した方が使い勝手はいいはずと、高さを850に統一した家具を設置しました。 キッチン背面に並んだバックカウンターは幅1600程のものがふたつ、中央には調理・作業用のキッチンカウンターで米びつ・炊飯器収納を含め、両側面には調味料などの収納ができるようになっています。 また、カウンターの天板は大判の大理石を使用しており、そのまま調理台として使用できるようにしてあります。

高さを抑えた収納は、視覚的な圧迫感を抑える目的と、将来の高齢化を配慮した結果なのですが、地震の際の家具の転倒防止に対しても、中に収納した食器類の損壊に対しても効果的であったことが、奇しくも今回の大震災を受けて確認されることとなりました。 震度は6とかなり大きなものでしたが、扉が開かなかったため 食器が外に飛び出すことはなく、損傷から逃れたようです。 高さが低かったことも地震の揺れに対しては有利にはたらいたとも思います。

ちなみにスタジオでは、キッチンの吊り戸棚の扉はバネが弱く 開け放たれて中身はすべて外に投げ出され、愛用していたグラスや食器はほぼ全壊でしたから、今後の家具創りにも十分に参考にしていきたいと思いました。

「家具の建築化」について詳しく紹介しています ←ご参照ください


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