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建築化させる家具

06.29 Wed | Category: Casa di Chikusei

photo:齋藤さだむ

ここでは、造作家具を内装の下地の段階で設置・固定して、その後で内装を仕上げたという例を紹介したいと思います。

物は手元、つまり低い位置に収納した方が使い勝手はいいはずと、高さを850に統一した家具を設置しました。 キッチン背面に並んだバックカウンターは幅1600程のものがふたつ、中央には調理・作業用のキッチンカウンターで米びつ・炊飯器収納を含め、両側面には調味料などの収納ができるようになっています。 また、カウンターの天板は大判の大理石を使用しており、そのまま調理台として使用できるようにしてあります。

高さを抑えた収納は、視覚的な圧迫感を抑える目的と、将来の高齢化を配慮した結果なのですが、地震の際の家具の転倒防止に対しても、中に収納した食器類の損壊に対しても効果的であったことが、奇しくも今回の大震災を受けて確認されることとなりました。 震度は6とかなり大きなものでしたが、扉が開かなかったため 食器が外に飛び出すことはなく、損傷から逃れたようです。 高さが低かったことも地震の揺れに対しては有利にはたらいたとも思います。

ちなみにスタジオでは、キッチンの吊り戸棚の扉はバネが弱く 開け放たれて中身はすべて外に投げ出され、愛用していたグラスや食器はほぼ全壊でしたから、今後の家具創りにも十分に参考にしていきたいと思いました。

「家具の建築化」について詳しく紹介しています ←ご参照ください


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今こそ「二世帯住宅」を考える

06.25 Sat | Category: Casa di Chikusei

大震災を経験した今、私たち日本人の価値観が大きく変わろうとしています

中でも最も代表的なのは、やはり「脱原発」です 自然エネルギーへの転換を求める動きは日々活発化しています 今回のような大事故もさることながら、使用済燃料の処理やコスト面の問題等、今となってはどこにメリットがあっての国策だったのかと思うほどで、「脱原発」は必然と言えるでしょう

しかし、あの未曾有の災害は、「言葉にならない不条理さ」、「自然に対する圧倒的な無力感」を多くの人たちにもたらした一方で、「家族の絆」や「互いを思いやる気持ち」の尊さを多くの人々が確認できたとも言えると思います 

photo:齋藤さだむ

元々、生きていく上で立ちはだかる困難は様々あります 親と子が一緒に住まう「二世帯住宅」が見直されているというニュースには、これが自然の流れと心がなごまされました プランは工夫次第で独自のスタイルを創り出すことができます 一度「二世帯住宅」について考えてみてはいかがでしょうか


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感性を育むという発想

06.22 Wed | Category: Casa di Chikusei

photo:齋藤さだむ

世の中には今、さまざまな問題が渦巻いています

財政問題や景気の問題、社会福祉、年金問題、そして教育問題...
とにかく問題は様々で、挙げるだけでもうんざりするほどです

ところで、これらはいつからの問題なのでしょうか?

いずれにしても、子供たちは そんな世の中の未来を生きていくわけですから
そこを考えた時に、どんなことが必要になるのかは重要なことです

僕は「子供の感性を育むこと」は 一つ大切なことだと思ってます
特に小さいうちは、知識よりも体験をさせるということです
そもそも未来の「想定外」を作らないためには 例えば、

「色んな事を感じ、判断して行動できる環境」
「決まっていない、限られていない自由空間」

チャレンジ精神を育てたければ、失敗だって積極的に体験させなければならないはずです 転んでも また起き上がれれば それでいいということを知らなければチャレンジはできません

まず、自分がどう思うか よりも、相手に必要なものは何かを自然に基づいて考え、思い合うことが、大切なのではないでしょうか


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梅雨のこんな時期に

06.14 Tue | Category: Casa di Chikusei

photo:齋藤さだむ

紫陽花の花が咲く季節 雨がしたたり、色を変えながらあちこちで目にするこの季節だから紹介したいデザインがあります。

これは玄関ポーチの内部から 玄関と庭を望む写真です。

特に梅雨の時期は雨の日が多く、外出する時も 帰宅した時も 憂鬱に思う人は少なくないと思います。 こんな季節には、この円弧壁が活躍するのです。 木製の玄関ドアに対して、雨や風、直射日光から守る目的で南面に立てた大きな円弧壁は7帖程のポーチを抱えています。 出掛ける時はここで傘を開いてから、帰宅した時にはここで傘を閉じ、濡れた上着の水をはらってから家に入れます。
これが家を出入りする時の憂鬱を軽減してくれるでしょう。

ひとつのデザインが複数の役割をもつことは心掛けているところです。


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一生モノの"DESK"

05.18 Wed | Category: Casa di Chikusei

photo:齋藤さだむ

今日は FM J-WAVE で「一生モノ」をテーマに放送しているのを聴いていて
この記事を書いてみようと思いました

ここで言う「一生モノ」はこの学習机なのですが、僕には 元々 机に対してある考えがありました 小学生のこの子には家ができるまではと 机は用意せずに過ごしてきたとの話を聞いて「一生モノのDESK」を提案したものです

小さい頃から使っている机が、大人になっても、歳をとっても
自分の傍らにあり続けることが どんな意味をもたらすのか


僕の自己満足に終わらないためにも、子供の反応を確かめながら進め
素材は本人に触れさせて選んでもらうという方法を採りました

すべて無垢のナラ材で製作しているのも、一生使い続けるための堅牢さと
本人に一生愛着を持ち続けて欲しいとの思いに因ります


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